とりあえず環境構築だけ。

Introduction

GPUPUとは、Wiki先生によれば、

GPGPU(General-purpose computing on graphics processing units; GPUによる汎目的計算)とは、GPUの演算資源を画像処理以外の目的に応用する技術のことである。

だそうな。
その一技術として各社からいろんなものが出ています。

  • CUDA
  • AMD Accelerated Parallel Processing
  • OpenCL

CUDA

Compute Unified Device Architecture。通称CUDA。
nVidia から発表。

AMD Accelerated Parallel Processing

AMD に買収された ATIATI Stream の新しい名前。

OpenCL

並列コンピューティングのオープンな仕様。その一部としてGPUPUが使える。

といったところです。

で、今回はCUDAを導入していきます。
個人的に一番勢いがある、と思っているからです。
ATI?なんか死にそう

資料も豊富で、C++/CLI を介して.NETで使うことも可能なので、CUDAを選びました。
いや、ATIもOpenCLもきっとそうなんでしょうけど。

何よりも、私のマシンに入っているのがnVidiaというのもあります。
ちなみに、NVIDIA GeForce GTX 550 Ti です。

CUDA GPUs というページで、GeForce のCUDA対応状況を見れますが、2.1。という数値。
これ、最低は 2.0 ですね。
この数値は性能を表しているわけではないですが、ちょっと悲しい。

Explanation

インストール

ここから開発に必要な CUDA Toolkit をダウンロード。
執筆時点では7.5が最新です。
インストールは下記のような感じ。

ひたすら、次へで進めていくだけの作業です。
途中でディスプレイドライバーのインストール許可を求められますが、OKを。

Visual Studio に Nsight Visual Studio Edtion なるものが追加されたようだ。
NVIDIA Nsightによればデバッグ支援ツールのよう。

インストール終了。

環境チェック

きちんとインストールできたかを確認します。
コマンドプロンプトから下記のコマンドをたたいて結果を確認。

1
2
3
4
5
$ nvcc -V
nvcc: NVIDIA (R) Cuda compiler driver
Copyright (c) 2005-2015 NVIDIA Corporation
Built on Tue_Aug_11_14:49:10_CDT_2015
Cuda compilation tools, release 7.5, V7.5.17

きちんとインストールされていれば、環境変数が正しく設定されて、バージョン情報が見えます。

Conclusion

今回はインストールまで。