Introduction
.NET Core をDocker経由で動かしたりしました。
今回はGUIで動かしたいですし、きちんとホストOSに環境を構築します。
対象はRedhat Enterprise Linux 7.3です。
Install .NET Core
結論から良うと、2017/05/16の時点で、.NET Coreの公式ページのRHELへのインストール手順は動きません。
コマンド自体は間違っていませんが、
- コマンドが古い
- .NET Core 1.0がインストールされてしまう
- パッケージが見つからない
- RHELは下準備が必要
なのです。
実際に、インストールコマンドを入力すると、
1 | sudo yum install rh-dotnetcore10 |
となります。
RHELの場合、サブスクリプションを再登録し、リポジトリへ.NET Coreのチャネルを登録する必要があります。
CHAPTER 1. INSTALL .NET CORE 1.0 ON RED HAT ENTERPRISE LINUX
サブスクリプションの再登録
1 | subscription-manager unregister |
リポジトリの登録
1 | workstationなら -server- を -workstation- に変更 |
scl-utilsのインストール
1 | yum install scl-utils |
.NET Coreのインストール
.NET Core 1.1をインストールします。
- 誤) dotnetcore10
- 正) dotnetcore11
です。
1 | yum install rh-dotnetcore11 -y |
.NET Coreの有効化
まだこの状態では.NET Coreは使えません。下記のコマンドを実行して、.NET Coreを有効化します。
1 | scl enable rh-dotnetcore11 bash |
上記コマンド実行後、同一のシェルのみで、dotnetが使えます。
逆を言えば、別のシェルを立ち上げても、dotnetは使えません。
毎回、上記コマンドを実行するのは面倒なので、
1 | source scl_source enable rh-dotnetcore11 |
を実行すれば良い、と前述のRedhatのページに書いてあるのですが、何故か効果がありません。
なので、シェルを立ち上げる際に、毎回自動で実行されるよう、**~/.bashrc**にコマンドを追記します。
1 | su - |
viを起動し、末尾に
1 | source scl_source enable rh-dotnetcore10 |
を追記します。
そして、シェルを立ち上げ直して、dotnetのバージョンを確認します。
1 | dotnet --version 1.0.0-preview2-1-003177 |
これで、.NET Coreが利用できるようになりました。
Conclusion
基本となる.NET Coreの導入が完了です。