Problem
Linuxだと、端末(CUI)で入力中、ファイルやフォルダ名等、現在の入力から推測できる候補をTabキーで切り替えることができます。
けど、大文字小文字を区別するため、例えば
- test.txt
- Test1.txt
というファイルが存在したとして、
1 | cp t |
という状態でTabキーを押下しても、表示されるのは test.txt だけです。
結構不便なので、対応したメモです。
Solution
対応は簡単です。
1 | vi ~/.inputrc |
でviを起動し、下記の一文を末尾に追加します。
ファイルが存在しなくてもそのまま作成して問題ありません。
1 | set completion-ignore-case on |
これで、そのホームディレクトリのユーザでは、TAbキー補完において、大文字小文字の区別が無くなります。
設定を有効にするために再度ログインか、端末上で、CTRL+X、CTRL+R を連続で押下する必要があります。
全ユーザに対して、大文字小文字の区別をなくす場合は、
1 | sudo vi /etc/inputrc |
で同様に記述を追記します。