Introduction
Fedora 28をHyper-Vにインストールしようとするもインストール画面が起動しない問題に遭遇。
解決はできていないが、有用なログを取得する手順を見つけたのでメモ。
Resolution
下記のMicrosoft Technetの掲示板から。
手順は、
- 実行中の仮想マシンを停止
- Hyper-V Managerをすべて閉じる
- VMMSサービス (Hyper-V Virtual Machine Management サービス)を停止 (net stop vmms)
- VMMSとWorkerの解析ログを有効
- Hyper-V ManagerとVMConnectのUIトレーシングを有効化
- VMMSサービス (Hyper-V Virtual Machine Management サービス)を開始 (net start vmms)
- Hyper-V Managerを開く
- 仮想マシンを起動
- 仮想マシンに接続
- ログを収集
- ログ収集を中止
各手順における詳細なステップは次。
VMMSとWorkerの解析ログを有効
イベントビューアを開いて、メニューの 表示(V) から 分析及びデバッグ ログの表示(S) を有効にします。
次に、アプリケーションとサービスログ、Microsoft、Windows、Hyper-V-VMMSと進みます。
すると、Analyticが追加されています。
有効化前
有効化後
Analyticを右クリックし、ログの有効化をクリック。
警告が出ますが気にせずOK。
同じことをHyper-V-Workerにも行います。
Hyper-V ManagerとVMConnectのUIトレーシングを有効化
%appdata%\Microsoft\Windows\Hyper-V\Client\1.0\ を開きます。
VMClientTrace.config というファイルを作成し、下記の内容を保存します。
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ログを収集
Hyper-V-VMMSとHyper-V-VMMSのAnalyticのログはそのままイベントビューアに表示されます。
UIトレーシングのログは、**%TEMP%** に収集されます。
下記のようなログが出力されます。
- VMConnect_Trace_20181028123045.log
- VMBrowser_Trace_20181028120328.log
ログ収集を中止
イベントビューアで、Hyper-V-VMMSとHyper-V-VMMSのAnalyticに対して、ログの無効化を行います。
UIトレーシングのログ収集の停止は、作成したVMClientTrace.configを削除することで停止できます。