Introduction
こんなのを購入して遊んでいます。
ベースはLinuxなので遊びたいのですが、Chromebookへの接続はいろいろ制限されています。
例えば、Teamviewerはクライアント専用。これは面白くないです。
なので、仮想OSとしてUbuntu 18.04をインストールし遊んでみます。
Install Ubuntu
まずは仮想OSのインストール。
デベロッパーモードで起動
ESCキーとF3 (再読込ボタン) を押しながら電源を入れ、Ctrl+D を押してデベロッパーモードで起動。
ローカルのデータが消えますので購入直後に実施しましょう。
croutonをインストール
croutonは、ChromeBookにLinux環境を構築するためのツール。
Chromeブラウザを起動しアドレスバーに https://goo.gl/fd3zc と入力し保存します。
省略アドレスで、https://raw.githubusercontent.com/dnschneid/crouton/master/installer/croutonにリダイレクトされます。
Ubuntu 18.04をインストール
Ctrl+Alt+Tでターミナルタブを開きます。
シェルに切り替えるために
1 | shell |
と入力します。
続いて、ダウンロードしたcroutonを使い、インストールを行います。
1 | sudo sh ~/Downloads/crouton -r bionic -t gnome-desktop |
実行するとインストールが始まります。
しばらくすると、インストールしたUbuntuに追加するユーザ名とパスワードを聞かれます。
Ubuntu 18.04を起動
ターミナルタブから
1 | sudo startgnome |
これでUbuntuに切り替わります。
Chrome OSに戻りたい場合は、Ctrl+Alt+Shift+F1で戻ります。
停止するなら、ターミナル上でCtrl+Cで停止できます。
Install sshd
Ubuntuにsshdをインストールします。
まずターミナルを起動します。
Activityからterminalと入力します
インストール
ターミナルから
1 | sudo apt update |
として必要なパッケージをインストールしておきます。
net-toolsはなくてもよいですが、通信状況とかを把握したいなら必須です。
ファイアウォールの変更
ターミナルから /etc/rc.local を作成し、変更をします。
1 | sudo vi /etc/rc.local |
下記の内容を追加します。
1 | /sbin/iptables -P INPUT ACCEPT |
この内容はすべてのインバウンド通信を許可するなので不安なら
1 | /sbin/iptables -I INPUT -p tcp --dport 22 -j ACCEPT |
とします。
sshd自動起動設定
続いて、**/etc/rc.local** に下記の内容を追加します。
1 | mkdir -p -m0755 /var/run/sshd |
そして、保存を行い、
1 | sudo chmod 755 /etc/rc.local |
実行権限を付与します。
鍵の生成
SSHの接続に必要なホストの秘密鍵、公開鍵を生成します。
1 | sudo ssh-keygen -A |
実行権限を付与します。
sshd起動
一度手動で起動してみます。
1 | sudo /sbin/iptables -P INPUT ACCEPT |
起動が確認できれば、ChromeOSに戻ってUbuntuを停止、再度起動した後でも自動でsshdが起動します。
そして、外部からsshで接続してみます。
1 | ssh hogehoge@192.168.11.XX |
きちんと、aarch64のUbuntuにつながっていることがわかります。