Introduction
何番煎じかわからないが。
今まで Android 端末の映像を PC に投影する時は、Android Studio の Device Mirroring を使っていたが、Android Studio 立ち上げるの面倒だし、そもそも上手く投影できないことも多い (参考:開発メモ その365 Android Studio の Device Mirroring で Repeated video encoder errors)。
最近は scrcpy を使うのがデファクトらしい。
何ができるかというと
- リモートデスクトップみたいにマウスで Android を操作できる
- PC 上のファイルをドラッグ&ドロップでアプリ(APK)のインストールやファイルのコピー可能
- 端末の撮影
等。
How to use?
基本は ADB が入っていれば何もいらない。
強いて言えば環境変数を適切に設定し、 adb
コマンドにパスが通るようにする。
下記は Mac での ~/.zprofile
の記述。
1 | export ANDROID_HOME=~/Library/Android/sdk |
この状態で brew
からインストールし、USB で Android 端末とマシンを繋げて scrcpy
コマンドを実行する。
あらかじめデバッグモードを有効に、マシンからのデバッグを常時有効にしておくこと。
1 | $ brew install scrcpy |
WiFi 経由でも利用できる。
予めワイヤレスデバッグを有効にしておく必要がある。
ペア設定コードと IP アドレスとポートを確認。
1 | $ adb pair 192.168.11.44:46589 366877 |
IP アドレスとポートを指定して接続。
ここでのポートは先のペアリング時に使った値とは異なるので注意。
1 | $ adb connect 192.168.11.44:42149 |
後は、 scrcpy -e
で WiFi 経由で接続できる。
1 | $ scrcpy -e |