会社の上期の目標として、ISV資格でサーバー系の資格を取るという、自身のキャリアから外れた目標を立ててしまったため、休みを通して実機環境を作成しました。
(開発系の資格ってMCSD Windows Store AppsMCSD Web ApplicationsMCSD Application Lifecycle ManagementMCSD SharePoint Applicationsになっていてデスクトップどこー?って状況なんですよね…)

それで、家に空きマシンがないので、どうしたものか考えていると、Server 2012は**VHD (Virtual Hard Disk)**からOS起動できるということを思い出したので、せっかくだから試してみることに。
ちなみにデュアルブートは人生初の試み。

MSDNからServer 2012 R2のisoをダウンロードしてきて、ふと気づく。
ブランクメディアがないじゃん\(^o^)/

コンビニ直行か?と思ったが、最近はUSBからインストールできるということで、それを試してみた。

1. USBブートディスクの作成

まず、Windows 7 USB/DVD Download Toolここから入手。

起動すると、画面の指示に従っていくだけ。
Windows 7と銘打っていますが、Windows Server 2012 R2でも大丈夫です。

最初は、先ほどダウンロードしてきたisoファイルを指定

OSのバックアップ先ほど選択したisoを、USBデバイスかDVDメディアのどちらに展開するか。
今回はUSB device

展開先のUSBデバイスを指定。

「続行するには、選択したデバイスを消去する必要があります。デバイスからすべての中身を削除してもいいですか?」という確認。
Erase USB Deviceをクリック

本当に消すよ?いい?っていう優しい最終確認。
もちろんはい

コピー完了までお待ちください。
終わったら、右上の ×ボタン で終了

2. VHDの作成

次は、OSをインストールする先の箱となるVHDの作成。
管理者でコマンドプロンプトを開きます。

まず下記のように入力。

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diskpart

次に下記のように入力。

1
create vdisk file="D:\VHD\WinServer2012R2.vhd" maximum=65536

※D:\VHD\WinServer2012R2.vhd はお好みのパスで。ここはフルパス指定。
65536はVHDのサイズ。単位はMBなので、この場合は64GB。

しばらく待っていると終わるので、exitでdiskpartを抜けて、コマンドプロンプトは終了。

3. インストール

先ほど作成したUSBをPCに接続して、OSを再起動して、USBからブートします。
BIOSの設定で、そのUSBからブートする指定にすればよいと思います。
これは個人の環境によりけりなので、詳しくはBIOSのマニュアルをチェック。

ブートしたら、Windowsのインストール場所を選んでくださいという画面までインストールを進めてください。

ここでShift+F10キーを押してコマンドプロンプトを立ち上げてください。

diskpartを実行します。
写真にはありませんが、list volumeで利用できるドライブの一覧が表示されるので、その情報を参考に先のVHDのありかを見つけてください。
(ドライブの場所は変わっているかもしれませんので注意)

その後、下記のように入力し、成功したら、exitでコマンドプロンプトを閉じます。

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2
select vdisk file="D:\VHD\WinServer2012R2.vhd"
attach vdisk

最新の情報に更新を押すと、先のVHDの領域が選択できるので、新規フォーマットで利用可能にしてください。
※このドライブに Windows をインストールすることはできませんと出てきますが、問題なくインストールできます。

あとは、このまま進めるだけです。
再起動したらBIOS画面が出る前にUSBは抜いておきましょう。そこからまたブートしてしまうので。

最後、起動時にブートするOSを選択する画面が出るので、Windows Server 2012 R2を選んで残りのインストールを完了させれば、デュアルブート環境完成です。